
機能不全のインチキ天体望遠鏡にご注意ください。
天体望遠鏡は、安作りして儲けようと考えれば、初心者の目を欺いて、対物レンズの品質を落とし、内面の艶消し塗装を手抜きし、機械部分の加工精度を落とし、接眼レンズに中国製の一本100円もしないものを付属させれば、すぐに数千円から数万円以上のコストダウンが出来ます。見え味は大幅に落ちますが、外観では分かりません。ホームセンターやネット上の安売り店で売られているもののほとんどはそうしたいい加減な「詐欺」商品です。
望遠鏡自体の光学性能が劣るだけでなく、そうした製品の多くは望遠鏡を正確に天体の方向に向け、望遠鏡を支える架台や三脚部分なども大きな手抜きがされています。形だけの動かない微動装置(微動軸を回しても架台自体がたわみ望遠鏡の向きが変わらないものや、クランプという固定ネジを締めても望遠鏡がその位置から「カタッ」と動きせっかく入れた天体が視野の外にでてしまうものもあります。)
そうした望遠鏡を売るメーカーや販売店は、低コストで手抜き製造したそうしたおよそ光学機器とは言えない天体望遠鏡を売り、莫大な利益をまさに「濡れ手に粟」のような手法で得ています。
なぜこのような事になってしまったのか、それは天体望遠鏡が各家庭に普及するようなメジャーな商品でないことも理由のひとつにあげられるでしょう。例えば、自分の買った自動車やテレビがおかしな商品だったら、すぐに分かりますから、そうした商売は非常にやりにくいでしょう。テレビの画面やパソコンの画面が色ずれしたり、不鮮明であれば誰もが「おかしい」と気づき、メーカーなり販売店なりにクレームを入れるはずです。
初心者用の望遠鏡は、その人にとって一台目の天体望遠鏡である場合が多く、初心者は望遠鏡というものに対しなんら判断基準を持っていません。一部メーカーや通販系販売店は、それを悪用し、天体望遠鏡としてほとんど機能しない粗悪な製品を初心者に対し販売しているのです。
世の中で売られている天体望遠鏡の台数ベースで実に9割は、そうした粗悪品の天体望遠鏡なのです。
不名誉な事に、天体望遠鏡と双眼鏡は初心者を狙った粗悪品で沢山の販売業者や一部メーカーがあざとい商売をしてきたために、クーリングオフ対象商品となっています。
これは、光学機器業界にとって恥ずべき事であり、早急に改善しなければなりません。
皆さんはそうした商品に引っかかることの無いようにご注意ください。
では1万円以下の望遠鏡でまともに使える望遠鏡は作れないのでしょうか。そんな事はありません。いまやコンビニや書店でも購入可能なベストセラーである(株)星の手帖社の組立望遠鏡のように、たった1580円のキット望遠鏡でも、立派な専用設計アクロマートレンズを使用し、よく見える天体望遠鏡は作れるのです。単に子ども達が喜ぶ顔を想像し、よく見える天体望遠鏡を作ろう!という気概があれば、安くてもよく見える望遠鏡は作る事ができるのです。
どうせ子どもだからクレームできない。初心者だから分からないだろうと、手抜きで望遠鏡を作って、適正な利益以上のものを得ようという心が貧しい人たちに騙されてはいけません。弊社としても、現在1万円以下のよく見える天体望遠鏡の試作を進めているところです。
・専門店以外のディスカウント系通販もしくはネット通販で売られている。
・テレビショッピングで売られている。
・望遠鏡の外箱に倍率が表示してあるもの。
・表示倍率が天体望遠鏡の対物レンズの直径(口径)をmmで表した数値の2倍を超えている。
・最初からバローレンズが付属しているもの。
・最初からUSB接続のカメラが付属している。
・実体のない定価を設定し5割引以上で売られている。
・実売価格4万円以下の赤道儀付き天体望遠鏡
これらに二つ以上該当していれば、ほぼ粗悪品の天体望遠鏡です。ご注意ください。
以下は、口径6〜8センチの屈折式望遠鏡での、理想的な空の状態における月と土星の見え方をシミュレートした画像です。
「画像A」

Aは、国産の8センチのEDアポクロマートレンズを使用した天体望遠鏡でのシミュレート画像です。望遠鏡本体のみで値引き後9万円前後する製品です。色収差による色の滲みや球面収差によるボケはほとんどありません。
「画像B」

Bは、弊社のSD80ALやのっぽさんなど日本製アクロマートレンズで焦点距離900mm〜1000mmの望遠鏡でのシミュレート画像です。クレーターの縁や欠け際などで少し色収差による色滲みが出ていますが、気にならない程度です。球面収差はほとんどなく、非常にシャープです。
「画像C」

Cは国産アクロマートで、焦点距離700mmから800mm程度のやや短めの天体望遠鏡のシミュレート画像です。クレーターの縁や欠け際などに色収差がやや目立ってきます。高倍率では球面収差も少し増加し少し解像力が落ちます。
「画像C2」

C2は、日本のメーカーにより、まじめに作られた中国製アクロマートレンズの典型的な像です。球面収差がやや多く解像度が落ちてきます。見え方を点数で付ければ80点です。ここまでは入門機として十分合格点を与えられるのではないでしょうか。
「画像C3」

C3は、対物レンズを枠に組み込む際か、研磨自身に問題があり、また内面の艶消し処理を怠ったために、口径なりの解像度がやや不足している状態の天体望遠鏡のシミュレート画像です。かろうじて天体望遠鏡と呼べる見え方を確保していますが、不満が残ります。
「画像D」

Dは、高性能ED屈折Aの内面の遮光環を省き、内面の艶消しをしないとこうなるという見本です。解像力は落ちませんが月面の表面の濃淡などの模様が良くみえなくなってしまいます。月などの天体を見た場合、大幅にコントラストが低下してしまい、視界全体が白くけむります。
いくら高性能なレンズを使用しても、手抜きをすると台無しになる見本です。
「画像F」

「画像G」

Fは、対物レンズがきちんと研磨されていない(精度が出ていない)いい加減に作られた粗悪な望遠鏡のシミュレート画像です。口径60mmで焦点距離が800mmで無理の無い設計をしていてもこのような望遠鏡はたくさんあります。実際はこうした望遠鏡の多くは、内部の艶消し処理もいい加減なので、Gのような視界になります。土星の輪は輪として見えません。ホームセンターやネットのディスカウント通販、テレビショッピングで売られている大多数のものは、これと大差ない見え方、もっと悪いものもあります。ご注意ください。
弊社には、騙されて変な望遠鏡を買ってしまった人からよく電話がかかります。
対物レンズの精度が悪ければ、可能であれば、弊社のパーツショップの日本製アクロマートレンズに交換したり、架台を別のものにしたり、修理できるものは修理して(新品を修理というのもおかしなものですが)お返しすることもあります。その中でも手のつけようがなく最悪の事例を紹介します。
望遠鏡の見え方はFの画像より悪いほどでした。最悪なのは光学系だけでなく架台です。水平回転部に製造時にペンキが流れ込み、接着剤のように貼り付いてまわりません。お客様は、なんと水平回転はないものと思いこみ、三脚ごと持ち上げて方向を変えていたそうです。上下軸にも欠陥があり、非常に堅くごりごりいうほど力を入れないと向きが変わらない。それで一生懸命星を見ているうちに、架台の基部の鋳物が薄すぎるのも原因のひとつとなり、金属疲労でポキリともげてしまったそうです。
親御さんから小学生のご子息への二万円のプレゼントでしたが、月のクレーターもまともに見えないし、架台は基部からぽっきり折れてしまうしで、親御さん、ご子息ともに大変な落胆ぶりでした。
修理することも、修理する価値もない望遠鏡なので、弊社で試作した望遠鏡を格安で販売しました。
また先日には、「一万円で望遠鏡を買ったが月が三つに見えるがこれで正常なのでしょうか。」という相談を受けました。
有名な○社です。○社に電話をしたが、望遠鏡担当は、上から見下ろすような話し方で、さらに勤務時間があり残業は出来ないみたいな事を言い出したそうです。
昼間に見て正常なら問題なしというような対応だったそうです。話は未だに平行線のままだということです。昼間にみたら、ゴーストは背景が明るいから見にくくなるに決まっていますね。仮にも天体望遠鏡、月ぐらいまともに見えなくてはいけません。
彼らは分かってやってます。
月曜定休です。営業時間は10:00〜19:00です。
2月1日(水)は、棚卸しのため、お休みいたします。
疑問・質問など下記の方法でお気軽にご相談ください。
また通常、商品ページからご注文を受付しておりますが、 電話・Fax・メールでも、ご注文が可能です。ご遠慮なくどうぞ。(担当・大沼)

(株式会社スターライト・コーポレーション/10〜19時)通話料無料・携帯でもOK。ご購入後もこの番号で納得行くまでサポートします!IP電話など、フリーダイヤルにかけられない方は042-795-7687までどうぞ。
必ずお返事します。

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