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天体望遠鏡の使い方2


1、楽な姿勢で
無理な姿勢で長時間望遠鏡を覗いていると、体が疲れるのはもちろんですが、 天体の細かい部分をよく見ることができません。 フリップミラーや天頂プリズムを使い、楽な姿勢でのぞけるようにしましょう。

天体望遠鏡の使い方

↑こうではなくて


天体望遠鏡の使い方

↑こんな感じで

2、ピントをしっかり合わせる
ピントは、のぞく人によって異なります。 ですから近視や遠視の人がピントをあわせてのぞいた後で、普通の視力の人がそのまま見てもよく見えません。 高倍率になるほどピントのあっている範囲は狭くなりますので、 ドロチューブを慎重に調節して自分に合ったピント調整をして下さい。 ※乱視をお持ちの方は、乱視矯正コンタクトや乱視を矯正した眼鏡を観測の際ご使用下さい。 乱視の強度によりますが、乱視がある方でも高倍率では影響が無い場合もあります。 色々と試してみてください。望遠鏡をご購入の際、乱視のある方は、弊社までご相談くだされば、 眼鏡のご使用が前提となる方は、快適な観測のために、接眼レンズの選択にご注意ください。 なにか疑問があればいつもでも弊社までご相談くださいね。 近視や遠視や老眼は、望遠鏡のピントの位置の調節だけで大丈夫です。眼鏡は必要有りません。

天体望遠鏡の使い方

3、レンズの曇りに注意
急に温度が下がったり、湿度が高いときなど、夜露でレンズが曇ってしまうことがあります。 鏡筒にカイロ(桐灰カイロ)や別売りの露よけヒーターを付けたりして防ぐことができます。 もしレンズが曇ってしまった場合は、無理に拭き取らず部屋に持ち込み、自然に曇りがとれるのを待ちましょう。 ただし陶器は、暖かい室内に急に持ち込むと結露が酷くなる場合もありますから注意しましょう。

天体望遠鏡の使い方

4、見慣れる
初心者と星を良く見慣れた人では、同じ条件でも見え方に大きな違いがあります。 惑星などは、その模様の細部をあらかじめガイドブックなどでよく調べておくと良いでしょう。 惑星の細かい模様の観測にはある程度の鍛錬が必要と認識し根気づよくたびたび観測することを心がけましょう。

5、反射望遠鏡やカタディオプトリック望遠鏡は、室外に持ち出してすぐにのぞくと、 鏡筒内の温度と外気温の差で筒内の気流が不安定になり、像が乱れて良く見えません。 特に高倍率の場合に影響が大きいので、最初は低倍率に適した天体からのぞくのがよいでしょう。

6、市街地で観測する場合、街灯などが直接眼に入らない場所を選びましょう。

7、シンチレーションと透明度
大気の状態、いわゆるシーイングは、天体の見え方に大きく影響します。 とくに惑星や月の細部を観察する時には、大気のぶれ(シンチーレーション) が少ない時に観測する必要があります。 シーイングとは、シンチレーションと透明度の両方を勘案した総合点の事です。 日本の夏は、水蒸気が多く、透明度が低い事が多いのですが、 シンチレーションは良い場合が多い傾向にあります。 逆に冬は、大気の透明度は高いのですが、シンチレーションが悪い場合が多く異様です。 もっとも条件が良いのは、大気の透明度も高く、シンチレーションも良い状態、 これをシーイングが良いといいますが、なかなか両方の条件が揃う事はないですね。

8、観測する倍率
初心者の方で良く勘違いをされる方がいらっしゃいます。 倍率が高い程良く見えると考えてしまうのです。 実際は、どこまでよく見えるかという望遠鏡の性能は倍率ではなく、望遠鏡の対物レンズの口径に関係します。 対物レンズの直径が大きい程、暗い星まで観測でき、またより細かいところが見えてきます。 使用できる上限の倍率は次の二つの要素が関係します。

1、望遠鏡の口径と精度で決まります。 最も精度の高い高性能のレンズで、対物レンズの口径をmmの単位の数値の2倍から2.5倍までと言われています。

天体望遠鏡の使い方 天体望遠鏡の使い方 天体望遠鏡の使い方

2、大気の状態により決まります。 いくら高性能の対物レンズでも、大気のブレが大きい時(シンチーレーションが悪い) に高倍率で観測してもぼけるばかりで意味がありません。そんなときは一段階、倍率を下げて見てみましょう。

また、観測対象や目的によりその天体が最も美しく見える倍率があります。 星雲や星団などの淡い天体は、むやみに倍率を上げても意味がありません。 倍率を上げることにより、良く見えなくなってしまいます。 月は、月の全体が見たいときは、数十倍から100倍程度が良いでしょう。 クレーターの詳細を見たい時は、100倍以上の高倍率が良いでしょう。 もちろん上限は1に上げた倍率までで、むりやり高倍率にしても、暗くぼけてしまうだけです。 良くホームセンターなどで、口径が6センチ(60mm)しかないのに、525倍とか、 口径10センチ程度の反射望遠鏡が525倍などと表記してあるものが有りますが、 絶対に手を出してはなりません。初心者を倍率で釣るためのいわゆるインチキ商品で、 もともとが人を騙す様に作られているので、望遠鏡自体の作りもいい加減で、 なおかつレンズの精度も酷く悪く、倍率を落として見てもよく見えない望遠鏡が大部分です。 もしそのような商品を買ってしまった方は、店やメーカーに相談し返品を試みるべきです。

9、安全確保
天体観測をする際は、周囲の安全に気を配って下さい。 観測する場所は、明るいうちに必ず下見をしてください。 路上や駐車場での観測は大変危険ですのでおやめ下さい。 また特に小さいお子様や、女性の方は防犯上の理由により単独での観測は避けた方が賢明です。 また気象状況には常に気を配り、天候の急変には注意して下さい。

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